2015年2月14日土曜日

Arch Linux導入メモ

今回インストールしたArch LinuxはRelease 2015.02.01。
現在NAS鯖として運用中。CUIのみでSSH経由で操作。

インストールしたPCはこれと同じ。RAM128MBだとCDからのBootに失敗した。
そこで、VM wareでisoファイルから起動してPCから取り外したHDDを認識させてインストール。
インストール方法は公式Wikiに分かりやすく書いてある。インストール先のデバイスを間違えないように気をつけよう。
とりあえず
# loadkeys jp106
でキーマップを設定しておく。HDDは/dev/sdaとか/dev/sdbとかにある。 パーテションの状態を調べるには
# fdisk /dev/(対象ディスク) でCommand: p
または 
# cgdisk /dev/(対象ディスク) こちらのが見やすいかな。

HDDの物理フォーマット(全セクタ00埋め)は
# dd if=/dev/zero of=/dev/(対象ディスク) bs=32M
hexdump で確認など。
ちなみにCDROMのイメージをそのままUSBメモリに書き込むことで光学ドライブ無しのPCでもUSBからBOOTできるようになるが、その時は
# dd if=/dev/cdrom of=/dev/(対象USBメモリ) bs=32M
でおk。
# sync で書き込み用バッファの強制書き込み

ddコマンドで進捗を見たいときはCtrl + Alt + F2とかで別枠開いて
# kill -USR1 (ddのpid)
でddコマンドを実行している枠に進捗が表示される。詳しくは --helpに書いてある。
dd便利すぎですね。。

-- パーティションの作成
先頭100MBを/boot に残りを/ に割り当て。
fdiskで割り当て作業するときは先頭領域にbootフラグを付加しておく。(Command: a)
フォーマットは
# mkfs.ext4 /dev/(対象パーティション)
マウントは、まず/ をマウントしてからbootディレクトリを作成して/bootをマウントする。
# mount /dev/sda2 /mnt
# mkdir /mnt/boot
# mount /dev/sda1 /mnt/boot
アンマウントは
# umount (マウント先)
.
.
.
# ifconfig はnet-toolsをインストールしてから

sambaを自動起動させるには
# systemctl enable nmbd.service
# systemctl enable smbd.service
など
登録サービス一覧はここにある(多分)
/etc/systemd/system/multi-user.target.wants
解除は
#systemctl disable nmbd.service
とかね

固定IP設定(無いならあらかじめnetctlをインストールしておいてから)
/etc/netctl/examples にあるethernet-static を/etc/netctl にコピーして雛形にする。
次回起動時に自動設定させるには
# netctl enable (編集したファイル)
でおk。
DHCPクライアントデーモンが登録されているなら
# systemctl disable dhcpcd.service
で外しておこう。

パッケージ更新
# pacman -Syu

NTP自動時刻合わせ
# pacman -S ntp
/etc/ntp.conf の鯖リストを
# Associate to Arch's NTP pool
server 0.jp.pool.ntp.org
server 1.jp.pool.ntp.org
server 2.jp.pool.ntp.org
server 3.jp.pool.ntp.org
に書き換える。
その後ntpdをデーモンに登録
参考: http://archlinux-blogger.blogspot.jp/2014/11/arch-linux-ntp-systemd-timesyncd.html

- - - -
バッテリ情報とか
# cat /sys/class/power_supply/BAT1/uevent

休止状態に移行
# systemctl suspend

チャット的な(ncコマンド) netcatがインスコされてなければpacman -S netcat
サーバ側(リッスンモードで起動):
# nc -l -p 1000
クライアント側
# nc localhost 1000
localhostはサーバ側のアドレス、1000はポート番号
UDPで通信するなら -u オプションを付加
パイプやリダイレクトを活用してファイル転送やテキスト転送に便利に使える

ポートスキャン(ncコマンド)
# nc -z -v ホスト名 ポート番号(ex. 1-1000)

ファイアーウォール(UFW)
・インストール
# pacman -S ufw

・設定
# ufw allow ssh
# ufw allow 139/tcp
など

・有効化
# ufw enable
# systemctl enable ufw

-------- 順次追加 --------
2015/06/21 固定IP設定は/etc/systemd/network/ 内のeth0.networkでやっても動く...?


2015年1月31日土曜日

電子レンジの分解

長らくお世話になっていたNational製電子レンジがお亡くなりになったので、廃棄する前に分解してみた。2001年製で現在は生産終了しているが、当時では結構高かったと思う。
今回も写真ばかりですw




温度センサ基板...

モータで開閉するシャッターが付いている


ターンテーブル駆動用モータ

メイン基板?

インバータ基板のカバーに輻射ノイズを抑えるためと思われるアルミ板が付いている

インバータ基板

太いリッツ線が巻かれている

共振コンデンサと思われるもの

右側から伸びている赤い線がマグネトロンに繋がる




IGBT(G40N60UFD)とブリッジダイオード(D20XB60)
IGBTは600V40A
ダイオードは600V20A
くらい

2次側整流用のダイオードはUX-C2B 8000V500mA35ns

電子レンジの心臓部品、マグネトロン

リレー類

マグネトロンを冷却するシロッコファン 塵が積もって汚いw

マグネトロンは取り出さなかった。 何もなかったように組み立てて終了

インバータ基板にはんだクラック発見.. IGBTのドレインに繋がるジャンパー線。
温度変化による劣化かな

2014年12月28日日曜日

ダイオードDBMを作った

ダイオード4本とトランス2つを使用したDBM(Double Balanced Mixer)を作った。

スーパーヘテロダイン受信機などの内部で周波数変換を行う際に使われていたりする。
局部発振器の信号でダイオードをスイッチ動作させて、入力されたRF信号を中間周波数に変換する。動作原理はググルと分かりやすく解説してあるサイトがいくつかあるので省略する。

以前、スイッチング電源のラインフィルタに使われているフェライトコアで試作していたが、大きすぎて邪魔なのと、周波数特性が多分良くないと思われるので小型に作りなおした。

なお、ラインフィルタを利用したDBMは、HF帯をアップコンバートしてSDR受信機で受信する際に使用していた。(一応動作していた)

作製したDBM。ダイオードはHSM2838CTLというのを使った。
1つのパッケージ内に2つのダイオードが入っているが、今回ダイオードブリッジを組む際にはカソードコモンは役に立たない配置だったw

ラインフィルタDBM()との大きさ比較。


使用したコアとUEW。
コアは秋月電子で販売されているアンテナ分配器を分解して取り出した。
リンク先の分配器にはこのコアが3つ入っている。3つとも若干大きさが違っていた。
UEWはφ0.08mmをトリファイラにしている。


8回巻き(穴を8回UEWが通ってる)。

ボサッ 

トランスの周波数特性をGigaStにて測定した。

100MHzまでは良好。

それ以上は減衰が目立ったり変に共振してたりする。
UEWが細い&8回も巻いているので線間容量とコアとの静電結合が大きくなっており、漏れインダクタンスと共振してるのかな。

センタータップ付きのトランスとなるように結線する。

丸ピンソケットを分解して、、

ピンを取り出す。基板にはピンの直径より若干小さいくらいの穴を開けておく。

奥まで差し込んではんだ付けすると良い感じに足を生やせる。

Lo:20MHz Fin:1MHz。
混合されて20±1MHzの信号とLoが見える。
Finの信号はスパン外で見えていないが。。。

Lo:24MHz Fin20MHz。
スプリアスだらけで汚いw

DBMを作っていて気がついたんだが、DC受信機にこのDBMを使用するとめちゃくちゃ感度が落ちるよな~と。
音声周波数帯域はこのトランスじゃめちゃんこ減衰するよねぇ... 入力信号が十分に強力なら若干通るけど。
いや、IF信号を取り出す場所をトランスの中間タップにすれば問題ないか。

~おわり~


2014年12月25日木曜日

1segアンテナ、チューナ

この状態で測定
アンテナの同軸ケーブルにはRG-174が使われている。

508, 560, 624MHz付近にディップあり

小さい..

リモコン受光素子付き

MCXコネクタだと使いにくいので汎用性のあるSMAコネクタに取り替えた。



2014年12月24日水曜日

10MHz LPF

備忘録のためほとんど画像

テストしたフィルタはW1GHZ氏が設計されていたもの。
GPSモジュールから出力される10MHz矩形波を正弦波に変換するために設計したようだ。
"10MHz Filter for GPS"などと検索するとイロイロヒットする。


特性測定のために仮組み立てした10MHz LPF

GigaStで測定。
低周波はGigaStは苦手...

以前作っていた10MHz信号源内部のLPFをパスして今回のLPFを取り付ける。

-20dBアッテネータを入れて測定
左:LPF無し 右:LPFあり

-10dB アッテネータを入れてオシロのBNCコネクタに直結して観測
きれいな正弦波が出ている。

-30dBのアッテネータ入れてGigaStで観測するとスプリアスはフロアノイズに埋もれて殆ど見えない。
22MHz付近のピークはGigaSt内部で発生しているのか、無信号入力時にも見られる。

過大入力時。ふぇぇ:;(∩´﹏`∩);:


空芯コイルの代わりにジャンク箱に落ちてたトロイダルコアで試してみた。
インダクタンスはほぼ同じになるように巻き直している。

ん~ ダメですねw
特性の分からないコアは使いにくい

2014年12月20日土曜日

超短縮アンテナ?

FM放送受信用のヘリカルホイップアンテナの実験。

SMA-PのコンタクトとPEWをはんだ付け。
PEWはφ0.35mm。

前回作ったリターンロスブリッジで共振周波数を合わす。
ビニールテープを巻くと共振周波数が下がるので高めに合わしておく。
巻いたあともコイル部分に樹脂や金属を近づけるとかなり共振周波数は変動する。




全長40mmほど

付属のアンテナ(144/440MHz)では受信できないが...



共振周波数を合わせておくと物理的長さが短くても受信できた。共振って面白い。


~おわり~