2014年12月7日日曜日

リターンロスブリッジの試作

GigaStにはTG機能が搭載されている。
これを活用してアンテナの特性を測るためのリターンロスブリッジを作ってみた。

フェライトコアには75Ω不平衡⇔300Ω平衡の変換を行うコネクタに内蔵されていたメガネコアを使用した。
奥側のSMAコネクタがRF入力、手前のSMAコネクタがRF出力、
BNCコネクタに測定対象を接続する。

100Ωのチップ抵抗を2パラで使用。

自作の50Ωの終端抵抗を接続。

測定は測定対象を外して(開放)平均化を掛けてから行う。

自作50Ω終端抵抗を取り付けた時。

秋月の144/430MHzアンテナ(P-00229)。
エアコン室外機の天板に設置。
共振周波数でディップ点が見える

某6エレ500円アンテナ。
何度がアマチュア衛星リピータからの電波を受信するのに使った。

6エレアンテナを測定(エレメント長さ調整後)。

拡大。
だいたい435MHzで共振してる。
435±5MHzでVSWRが1.3以下くらい。

リターンロスブリッジがあるとアンテナの調整が捗るね!


以下 2014/12/13追記

測定対象が接続されるコネクタをSMAに変更し、ブリッジの抵抗を近くに配置して..

反対側は同じ。


全体を銅箔テープでシールドしてみた。

上記の終端抵抗で再測定した結果。
1000MHzで20dB以下となった。

適当に作った終端抵抗を測定した結果。
雑に作った割には高域まで特性が良かった。




2014/12/15追記
内部のチップ抵抗が断線して故障。
機械的に丈夫な構造に作りなおそう。

~おわり~


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